日本の小泉純一郎元首相(2001−06年)は現在、日本の原発事故の救助活動に当たった米兵の支援基金を設立している。
2011年の津波により、福島原発で深刻な放射能漏れが発生した。在日米軍が救助活動に参加した。一部の米兵は、放射能によりがんと白血病になったと話している。
小泉氏は記者に対して、先ほど米サンディエゴを訪問し、日本に駐留していた米兵と会ったと話した。米兵は福島原発を運営する東京電力に集団訴訟を起こし、賠償金の支払いを求めている。
小泉氏は「私は医者ではない。医学で証明できなくても、たくましい軍人の体がこれほどひどい状態になっており、X線検査でも腫瘍が確認されているのだから、すべてが明らかだ。これを見れば放射能によるものだと分かる。これは常識だ」と話した。
東電は米兵の症状と放射能の関連性を否定している。
小泉氏は「私は日本政府がこの問題で何も出来ないことを知っている。しかし私は自分の目で軍人たちを目にすると、すでに退役し米軍の医療保険が適用されなくなった人たちの支援に、力を尽くす必要を感じた。金額に限りがあっても、彼らのために資金を集めることで、私たちの謝意を表するべきだと思う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月8日