「中国は仲裁の尊重を」、日本が再び邪魔立て

「中国は仲裁の尊重を」、日本が再び邪魔立て。 中国・ASEAN関係の調整国であるシンガポールのリー・シェンロン首相は昨日、ラオスのビエンチャンで開かれた中国―ASEAN首脳会議において、南中国海問題について言及した際に「最も力強い関係であっても、各国間には問題が生じる。南中国海はこのような問題だ。しかしすべての危機にはチャンスが含まれる」と表明した…

タグ: 南中国海 仲裁 ASEAN けん制

発信時間: 2016-09-08 16:39:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国・ASEAN関係の調整国であるシンガポールのリー・シェンロン首相は昨日、ラオスのビエンチャンで開かれた中国―ASEAN首脳会議において、南中国海問題について言及した際に「最も力強い関係であっても、各国間には問題が生じる。南中国海はこのような問題だ。しかしすべての危機にはチャンスが含まれる」と表明した。最大の妨害者は、南中国海の当事国ではない日本だ。日本メディアの報道によると、安倍晋三首相は7日、日・ASEAN首脳会議で中国の海洋活動について「ここ数カ月、東中国海、南中国海で一方的な現状変更の試みが続いており、深刻に懸念している」「(南中国海は)日本にとって死活的に重要なシーレーンだ。地域の平和と安全にも重要な問題だ」「当事国(中国とフィリピン)が仲裁の裁決に従い、紛争の平和的解決を促進することに期待する」と述べた。

その後開かれた記者会見で、日本の川村泰久外務報道官は、安倍首相が8日の東アジアサミットで再び東中国海・南中国海問題を取り上げると発表した。会議を取材した環球時報の記者は、日本側は「中国に仲裁結果の尊重を求める」を常に口にし、適切な機会を見計らい宣伝していたという印象を受けている。日本のTBSは南中国海の緊張情勢が沈静化したことに失望し、「南中国海で中国けん制を試みる各国の足並みに乱れが生じている」と報じた。

日本の「小手先の手法」と異なり、米国は「大局」を見据えているようだ。AFP通信によると、フィリピンのドゥテルテ大統領はオバマ大統領を「売春婦の息子」と罵り、双方が予定していた会議がキャンセルされる事態となった。しかしフィリピン沿岸警備隊は7日、米国はフィリピンに中古の軍機を2機供与し、海上巡航の拡大を支援し続けると表明した。その前日、オバマ大統領はビエンチャンの講演で、米国の地域におけるリバランス政策が「長期的に継続」されることを、ASEAN諸国に再び約束した。また「米国は信頼できる国だ」と表明した。オバマ大統領はさらに「大国は小国を主宰するべきではない」と思わせぶりな発言をした。

BBCは「まもなく任期満了となるオバマ大統領が、アジア太平洋リバランス戦略を継続すると大々的に発表したのとは対照的に、中国は裏で経済力を使い、東南アジアにおける影響力を強化することを選んだ。中国は実を取った」と伝えた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月8日

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