専門学校は「メイド・イン・ジャパン」を支えている。自動車整備、土木建築、情報処理、無線通信、農業・園芸などの専門学校は、日本の産業の前線に多くの技術者を送り出している。
日本文化の特徴あふれるアニメ、ファッションなどの専門学校も、多くの留学生から注目されている。日本学生支援機構の統計データによると、2015年5月1日時点の日本の留学生数は20万8379人で、前年比で13.2%増加した。うち専門学校の留学生数は大学を上回り、前年比32.3%増の3万8654人に達した。
東京都渋谷区の文化服装学院は4年制の専門学校で、有名大学と同じ程度の難関校だ。この専門学校からは山本耀司、高田賢三など、ファッション界の巨匠クラスの有名人が出ている。学生は在学中に、さまざまなファッションデザインコンテストに参加する機会がある。
高学歴を手にしなければ、わざわざ留学のため出費した意味はない。これは過去の観念だが、今や変化が生じており、一芸を身に付けるのが最も割に合うとされている。ステータスのため大学に入るならば、何も学べず、卒業後に就職できない可能性がある。日本の専門学校は、自分が学びたいものを学び、成果を手にすることが最も重要だと教えてくれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月16日