米空軍は19日、次世代戦略爆撃機B21の名称を、第二次大戦中にジェームズ・ドゥーリトル中佐が指揮する部隊の東京への軍事報復行動にちなみ、「レイダー」とすると発表した。
米空軍協会が同日開催した空軍・宇宙・ネットワーク大会において、米空軍のデボラ・ジェームズ長官から招待された、「ドゥーリトル・レイダーズ」の最後の生存者であるリチャード・コール氏(101)が、長官と共にこの决定を発表した。ジェームズ長官はツイッターで、B21を「21世紀の爆撃機」と称した。
米空軍が発表したプレスリリースはジェームズ長官の発言を引用し、「B21は米空軍に、米国大陸を基地とし世界のすべての場所を爆撃できる柔軟性と能力をもたらし、米空軍が今後の作戦で優位性を維持するため重要な力を発揮する」とした。
プレスリリースによると、B21はまだ開発段階にある。米空軍の計画では、2020年代中頃に初歩的に使用開始する。
この空襲はドゥーリトル空襲とも呼ばれる。米軍は第二次大戦中の1942年4月18日、日本の本土に対して初の空襲を行い、旧日本軍による真珠湾奇襲への報復とした。この空襲は米国人の士気を高め、日本は本土防衛のため兵力を戻すことを余儀なくされた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月21日