訪日客の「爆買い」が減速するなか、免税店大手のラオックスは20日、個人客の利用が多い中国の大手旅行サイトCtripと連携し、訪日外国人向けの新サービスを始めると発表した。団体ツアー客向けが主流だった店づくりから転換し、業績の回復を目指す。日本新華僑報が伝えた。
Ctripは航空券やホテルを予約できる中国最大手の旅行サイトで、個人客の利用が多い。ラオックスの本店(東京・新宿)にCtripの会員専用のカウンターを設け、無料で手荷物を預かったり、ホテルや自宅に荷物を配達したりする。訪日客はスマートフォンなどを使ってCtripの会員であることを示せばサービスが利用できる。ラオックスは今後、サービスを全国の店舗に広げていくという。
訪日客の爆買いは、リピーターの増加や、飲食や観光などへの関心の高まりで一段落している。ラオックスの売上高も2月以降は前年割れが続き、6月は前年比49%減だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月22日
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