『東京裁判:中国の記憶と観点』、英語版が初公開

『東京裁判:中国の記憶と観点』、英語版が初公開。

タグ: フランクフルト・ブックフェア 『東京裁判:中国の記憶と観点』

発信時間: 2016-10-21 09:58:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

第68回フランクフルト・ブックフェアの会期中である19日、ケンブリッジ大学出版局が出版する『東京裁判:中国の記憶と観点』(英語版)の世界初公開記念式典が行われた。

本書(中国語版)は上海交通大学出版社が2011年に出版した、中国人学者の東京裁判に関する記憶と学術研究・観点をまとめた書籍だ。同出版社は2012年にケンブリッジ大学出版局に対して、本書(英語版)の翻訳・編集・出版を許可した。

上海交通大学出版社編集委員会の張天蔚主任は記念式典で、本書(英語版)は「経典中国国際出版プロジェクト」の重要な成果であり、「ケンブリッジ中国文庫」に入選したと紹介した。この重要な学術著作は、現代の中国人学者の極東国際軍事裁判所の政治・法律・歴史的意義に関する観点を反映している。さらに中国人裁判官の梅汝璈、中国人検察官の向哲浚など、東京裁判の経験者の重要な記憶に関する文章が収録されている。

張氏は「今年は極東国際軍事裁判開廷70周年だ。現代の中国人学者の東京裁判に関する学術的観点は、極東国際軍事裁判の功罪と是非を客観的に評価し、日本の右翼勢力の間違った観点を批判する上で積極的な意義を持つ」と指摘した。

ケンブリッジ大学出版局の関係者は、「本書(英語版)に収録された文章は、中国の重要な歴史学者によるものだ。初めて英語版として西側諸国の読者に紹介することで、中国人学者の東京裁判への理解、この裁判の重要性を示した」と話した。

上海交通大学出版社の経典プロジェクトの一つ、「東京裁判出版プロジェクト」は現在まで、東京裁判の3つの基礎的文書の出版の空白を埋めた。これには法廷審理の文書、証拠文書、国際検察局の訊問の記録が含まれる。

毎年開催されているフランクフルト・ブックフェアは、世界最大規模の出版業界の見本市だ。今回は100カ国以上の国と地域の7100社が出展し、約4000のイベントを開催する。ブックフェアは23日に閉幕する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月21日

 

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