日本の陸上自衛隊は24日、安全保障関連法に基づく新任務として可能になった「駆け付け警護」と「宿営地の共同防衛」の訓練を、岩手県の岩手山演習場で初めて公開した。日本メディアが伝えた。
11月から南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣される11次隊の要員が事態に対処する手順の一端を示したが、武器使用の場面は含まれなかった。
日本政府は第9師団第5普通科連隊が主力の11次隊に新任務を付与する方針を固めており、訓練は最終段階に入っているとみられる。現地情勢や訓練の習熟度を勘案した上で、11月中旬にも、新任務を活動内容に加えた実施計画を閣議決定する方針だ。
安保法の武器使用基準の緩和により実現される「駆け付け警護」により、任務遂行を妨害する行為に対する警告射撃も可能になった。陸自は、警告射撃などの武器使用の場面が「実情」を反映することから、現段階でこれを公開する計画はないとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月25日