英国は今週末、日本の航空自衛隊との合同演習にタイフーン戦闘機を派遣する。これにより英軍の戦闘機は冷戦終結から25年後、東アジアという複雑な地域を初めて訪れることになる。英デイリー・テレグラフ紙が伝えた。
英空軍の代表者は「今回の演習は英国にとっても大きな挑戦だ。これは大国のタイフーンの、東アジアで最も野心あふれる配備となる」と述べた。
日英両国の外相・防衛相による、今年1月の「2プラス2」会談で、この合同演習計画が決定した。演習場所は、東北地方の青森県にある三沢基地だ。空自のF-2戦闘機4機、F-15戦闘機4機が参加。英軍はタイフーン戦闘機4機、空中給油機、輸送機、人員150人を派遣。
上智大学の中野浩一教授(政治学)は「今回の演習は、日本の安全保障関連法案が昨年可決された結果だ。安保法は集団的自衛権を口実に国際紛争に参与することを自衛隊に認める。日本はこれにより、米英などの国と同盟を結ばずして、協力を展開できる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月24日