ドゥテルテ大統領は中国が祭り上げ就任したわけではない。ドゥテルテ大統領は米国がフィリピンを我が物顔で支配するという非合理的な構造の中で誕生した。ドゥテルテ大統領は米比同盟が濫用されることによる持続不可能性を反映している。世界はとっくに変わっており、大国のゲームに縛り付けられることを好む国はない。彼らは束縛から脱する、より多くの可能性を手にしている。
フィリピンは日本が中国のように援助を続けることを歓迎する。また中国から経済的なメリットを得た後も、米国との親しい関係を維持しようとしている。すべての大国の友人になる、これがドゥテルテ大統領が理想とするフィリピンの外交だろう。このような外交により、国内で麻薬撲滅の大事業を完了し、インフラ整備を展開し、国民生活の大幅な改善を実現することができる。そうすればドゥテルテ氏はフィリピンの偉大な大統領として、歴史に名を残すことだろう。
ドゥテルテ大統領は時間と精力を南中国海問題に浪費しようとしていない。米国がフィリピンが主張する南沙諸島の主権を取り戻せず、南中国海問題で米国に追随しても無駄になることを知っている。国の各種資源を消耗し尽くすばかりか、最終的に何も手にできない。その一方で、中国との友好的な協議に転じたことで、フィリピンの漁師はすぐにでも黄岩島で操業できるようになるだろう。
中国周辺諸国のうち、中米の間でバランスを維持し、米国一辺倒を拒否した国はすべて利益を手にしている。例えばインドネシア、マレーシア、先ほどまでの韓国のようにだ。米国側につけば外交の自主権を失い、自分をがんじがらめにすることになり、戦略的な失敗を招くことだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月26日