仏カン平和記念博物館は23日より、1937年の南京大虐殺をテーマとする展覧会を開始した。フランスが同様の展覧会を開くのはこれが初。仏紙『Ouest France』は、旧日本軍が1937年12月に中国の首都だった南京に攻め込み、6週間に渡る強姦・虐殺を行い、犠牲者が30万人に上ると見積もられていると報じた。同博物館の館長は「このような虐殺は歴史に例がないが、日本の高官はこれに反応を示していない」と述べた。
カンはノルマンディー上陸作戦の重要な戦略都市で、英軍を中心とする連合国が同地域でドイツ軍と激戦を展開した。カンは戦後、ノルマンディーで最大規模の同博物館を設立した。現地のニュースサイトは「南京大虐殺は西側諸国の人にあまり知られていない。今回の展覧会は、南京に当時いた欧米人の日記・手紙・文書・写真・映像により、西洋人が目撃した南京大虐殺の歴史を展示する」と報じた。展示期間は12月15日まで。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月25日