日本の陸上自衛隊が主催する、年に1度の自衛隊記念日観閲式が23日、東京から北にある埼玉県の朝霞訓練場で開催された。
陸自を中心とする自衛官4000人、10式戦車などの装甲車約270台、F-15戦闘機、P-3C対潜哨戒機など約50機が参加。さらに陸自の多くの武器・装備が静的展示で一般公開された。日本最先端の10式戦車は展示ブースで、使用するハイドロニューマチック・サスペンションを公開した。
日本の戦車は74式戦車からこのサスペンションを利用しており、10式戦車も例外ではない。これにより山の多い日本の地理環境に適応し、機動性を高めることができる。この装置によって、戦車の走行中の安定性を高めることができる。車体前後の傾斜角や車高を調節することで、火砲の縦揺れ角を広げることができ、山間部での作戦に非常に適している。
さらに車高を低くすることで、発見される確率と被弾率を引き下げ、戦車の防御能力を高めることも可能だ。このサスペンションは先進的だが、高コストで構造が複雑、信頼性が低いといった不備があり、メンテナンスも非常に厄介だ。全体的に見ると、CVTやハイドロニューマチック・サスペンションなどの新型設備を搭載することで、10式戦車は「リッチな」推進システムを手にしている。同戦車は公の場で、高速走行、悪路走行、高速カーブ、加速性などの力を見せつけており、その高い機動性で深い印象を残している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月27日