第2回中日企業家及び元政府高官対話が2日、共同声明を発表した。双方は二国間及び世界的な視野から、貿易・投資・金融・革新・インフラ・エネルギー・環境保護など、両国が共に直面する課題を解決するため、いかに協力するべきかについて議論を掘り下げた。
共同声明によると、双方は貿易、投資、金融分野で、アジア地域のインフラ及び一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の建設など重大プロジェクトを含む、第3者市場での協力を推進する意向を持つ。双方は革新分野で、スマート都市、モノのインターネット、ロボット、人工知能など広範な範囲内で、協力方法をさらに模索する。双方はインフラ、エネルギー、環境保護で、いかにインフラ整備と協力を推進するかについて意見交換した。両国は資源・エネルギーの供給の保証、気候変動や環境保護といった世界的な課題に貢献する重要性を相互に確認した。
双方は共同声明の中で、中日経済界は両国の多層的な対話と交流をさらに推進し、持続的かつ友好的な中日関係の実現に向け全力で貢献することで合意した。また来年、日本の東京で第3回対話を開くことで合意した。
中日企業家及び元政府高官対話は、中国国際経済交流センターと日本経済団体連合会が共催する、両国のビジネス界の考えを交換し観点を示す場を構築する。両国の経済貿易協力の推進、二国間関係の改善に向け前向きな力を発揮している。双方は2015年11月に東京で、初の対話を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月4日