日本チームが、中国チームの今後の有力なライバルになることを再び証明した。南アフリカのケープタウンで3日、2016年世界ジュニア卓球選手権の団体決勝が行われ、日本男子チームは3対0で韓国チームを、日本女子チームは3対1で中国チームを下した。団体が共に優勝するのは日本にとって史上初となる。
これまで日本男子チームは2005年に、日本女子チームは2010年にそれぞれ優勝したことがある。トップシードだった日本男子チームと日本女子チームは共に優勝し、日本初の快挙となった。韓国男子チームは準決勝の際、3対2で中国チームを破り、日本チームと優勝を争ったが、決勝戦では日本チームが軽々と韓国チームを下した。
女子団体決勝では、中国と日本が争った。日本は伊藤美誠と、ワールドカップ優勝者の平野美宇という2名の天才少女を擁しており、その実力は中国チームをしのいでいた。石洵瑶が3対2で平野美宇に幸先よく勝利したとはいえ、伊藤美誠が3対2で劉煒珊を、早田ひなが3対1で孫芸禎を下し、日本チームを優勢にした。4回戦目ではリオ五輪の女子団体で銅メダルを獲得した伊藤美誠が石洵瑶を3対0で圧倒し、彼女の活躍で日本チームが最終的な勝利を収めた。
日本チームを優勝に導いた伊藤美誠は試合後、「4回戦目は相手の攻撃力がとても強いことに注意しました。彼女を阻止する方法を探してチームを勝利に導きたいと考えました。今後も最大限の努力を尽くしてシングルとダブルスでの優勝を勝ち取りたいです」とコメントしている。
国際卓球連盟は、「各協会は現在、すでに2020年の東京五輪の準備に入っているが、これら若手選手は4年後、各協会を代表して五輪会場に出場する可能性が高い」と評した。日本チームは、今回の結果は彼らが正しい道を歩んでいることを証明したものであると自信を深めている。
団体選の後は、各種個人戦が始まる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月6日