日本の安倍晋三首相は26、27両日に米ハワイの真珠湾を訪問する。安倍首相は米国のオバマ大統領と共に、第二次大戦中に日本軍に撃沈された戦艦アリゾナの上に設置された、アリゾナ記念館を訪問する。安倍首相は来年1月で任期満了となるオバマ大統領との最後の会談で、「同盟強化」を確認する。日本メディアが伝えた。
日本の現職の首相による真珠湾訪問は、1951年の吉田茂元首相の先例がある。外務省によると、アリゾナ記念館は当時建設されていなかったため、安倍首相が初訪問となる。次期トランプ政権の発足前に、「固い絆」を継承するよう日米に促す形となる。
安倍首相はオバマ大統領と共にアリゾナ記念館を訪問し、演説を行い、「不戦の誓い」を表する見通しだ。安倍首相は2015年4月の米議会での演説、同年8月の戦後70周年の談話に含まれた「深い悔悟」という表現を用いることになる。今回の演説でも謝罪に関する内容が盛り込まれない。
安倍首相はハワイ訪問中、太平洋戦争などの戦没者が眠る国立太平洋記念墓地を訪れるほか、日系人と会談する予定。愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が2001年に、米原子力潜水艦に衝突されて沈没した事故の慰霊碑も訪れ、献花する。
安倍首相とオバマ大統領は11月下旬、国際会議に出席するためペルーの首都リマを訪問した際に短時間の会談を行い、年末に真珠湾を訪問することを決めていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月21日