中国の動画配信サービスの需要の高まりや中国政府による海賊版の取締り強化、さらには熱狂的ファンの急増により、中国で日本アニメ産業に対する人気が高まっている。米メディアが12月26日付けで伝えた。
ウォール・ストリート・ジャーナル(18日付け)が伝えた、日本アニメーション協会の発表資料によると、2015年の日本アニメの海外売上高は前年比79%増の349億円に上った。その増加の半分以上が中国の貢献によるものだ。小さいときから日本のアニメファンという温州市の27歳の女性は、「日本のアニメはとてもきれいで、ストーリーも創意にあふれている」と話す。この女性はアニメの主人公のコスプレもするという。
中国ではこの数十年間、日本のアニメは人気となっていたが、これまでの動画配信サイトは海賊版を配信。このため中国当局が海賊版の取締りを強化する数年前まで、日本の制作者の収益にはほとんどつながらなかった。