アサヒグループホールディングスが9日、中国の牛乳事業から撤退すると発表した。時事通信が伝えた。
山東省にある二つの関連会社の株式を全て、中国の新希望集団に売却する。関係者は「ビール事業に集中するため」と説明。
アサヒは2006年、野菜や果物を生産する「山東朝日緑源農業高新技術」を設立。2008年にはアサヒブランドの高級牛乳を生産する「山東朝日緑源乳業」を立ち上げた。
関係者によると、牛乳は中国の物流などの問題で販路が思うように広がらず、業績低迷から抜け出せなかった。ビール事業に力を入れるため、売却を決めたという。アサヒブランドは今後2年ほど残すことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月11日