2日間の第9回中日議会交流委員会が、北京の人民大会堂で開かれた。2015年4月の東京開催以来、約1年9カ月ぶり。共同通信が伝えた。
張徳江・全人代常務委員長が日本側の議員と会談した。日本側は首脳や閣僚級の会談に加えて議会間でも対話を進め、中日関係全体の底上げを目指す。
中国側の王晨常務委員会副委員長は「交流委員会が順調に会議を開けたことを、喜ばしく思っている」と述べた。日本側の佐藤勉・衆院議院運営委員長(自民)は「日中国交正常化45周年という友好を象徴する時期に訪問が実現し、非常に光栄に思っている」と応じた。
議員団は佐藤氏を団長とし、高木毅・復興大臣、山尾志桜里・民進党衆院議員を理事とし、自民、民進、公明など与野党7人の議員を含む。双方は地域情勢、経済、国民感情の改善などをめぐり意見交換した。
中日議会交流委員会は、全人代と日本の衆議院のメンバーで構成される。2005年よりほぼ毎年、交代で相互訪問している。2012年の第7回会議後、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題により中断されていたが、2015年4月に約3年ぶりに東京で第8回会議が開かれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月12日