アパホテルの問題は、日本のホテル業と観光業に対する中国人の評価に深刻な影響を及ぼし、日本社会のイメージを下げた。日本の一部の人物が政治にどれほど熱を上げているかも伺える。礼儀正しいはずの日本のホテル業に、このような汚らわしい物が置かれているとは意外だ。これが日本では極めて稀なケースなのか、それとも日本の観光業の知られざる内幕の氷山の一角なのか、一時的には判断しがたい。
アパホテル側は現在まで、本件についてコメントしておらず、日本のホテル業及び観光業も反応を示していない。しかしアパホテルが客室を宣伝の場としたことは、確実にレッドラインを越えている。一部の中韓の観光客の精神を傷つけており、説明が必要だ。日本のホテル業と観光業もアパホテルの手法を非難し、かつこのようなことを二度と起こさないと保証するべきだ。
アパホテルの手法は本来、日本のホテル業の監督管理により是正されているべきだった。そうならなかったことは遺憾である。
中日は相互尊重が必要だ。両国は重大な紛争により外交で膠着状態に陥っている。しかし両国民間の交流は、国の対立を超越するべきだ。特に人と人が向かい合う友好が必要だ。これは一種の尊厳であり、これをかなぐり捨てれば紛れもなく恥である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月17日