ロシアのプーチン大統領は昨年12月に訪日し、日本の安倍晋三首相と東京で会談した。この会談は国際メディアから広く注目を集めた。ロシアのアファナシエフ駐日大使は先ほどロシア紙「イズベスチア」の独占インタビューに応じた際に、関連問題について説明した。
14日付イズベスチアによると、アファナシエフ氏はインタビューで「プーチン大統領と安倍首相の会談は、両国関係に大きな動力を注いだが、大きな成果を手にすることはなかった」と述べた。
「経済分野では依然として消極的な流れが存在する。主な原因は、エネルギー価格の暴落だ。局面を覆すため、プーチン大統領と安倍首相の合意内容を、迅速に実行に移す必要がある」
「ロシアが2島を日本からの投資と交換するという情報を、真剣に受け止める必要はあるか」という質問について、アファナシエフ氏はデマを否定し「ロシアがクリル諸島を日本からの投資と交換することはない」と述べた。
「我々が自分たちの領土を売ることはないと、何度も念を押している。しかも平和条約と南クリル諸島における協力が双方の公然たる議題になってから、もう1年以上たつ。両国の専門家は平和的な雰囲気で、これらの厄介な問題の解決策を見いだすという、複雑な作業に取り組むべきだ。南クリル諸島問題で非現実的な考えをしたり、投機的な考えをするべきではなく、忍耐が必要だ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月14日