ロシアのショイグ国防相は22日、クリル諸島(北方四島と千島列島)に新たな師団を年内に配置する意向を示した。新設する4個師団のうち1個師団を配置するという。日本メディアが伝えた。
師団の詳細は不明だが、配置先は北方四島とみられ、四島の防衛力が強化される形となる。下院での発言をタス通信などが伝えた。
日本の上月豊久・駐ロシア大使は「北方四島に関するわが国の基本的な立場と相いれない」と反発した。
ロシアはオホーツク海の原潜活動エリアの確保などを目的に、防御拠点となる北方四島の軍備現代化に取り組んでいる。ロシア側は昨年11月の首脳会談前に、択捉・国後に新型地対艦ミサイルを配備していた。
日本の稲田朋美防衛相によると、ミサイルの射程範囲は網走市など北海道東北部を網羅する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月24日