日本とサウジの経済協力 安倍氏が中東で存在感をアピールへ

日本とサウジの経済協力 安倍氏が中東で存在感をアピールへ。 日本側はサウジの経済モデルチェンジを支持する、約30件の官民経済協力を盛り込んだ。これには自動車企業と金融機関のサウジ進出、それから医療分野の協力が含まれる。安倍首相は「日本企業がサウジ経済特区に投資し、相手側と技術協力を行うことを支援の方針とする」と表明した…

タグ: サウジ 安倍晋三  中東 原油 

発信時間: 2017-03-14 16:47:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の安倍晋三首相とサウジアラビアのサルマン国王が13日に会談し、日本企業の進出を促す経済特区をサウジに創設する協力策について協議した。安倍首相はサウジの豊かな市場を開拓するほか、日本の中東における存在感を強めようとしている。世界的な原油価格の低迷を受け、サウジは経済の多元化を推進し、「ポスト石油時代」を見据える。サルマン国王は12日に安倍首相と会談すると、経済協力文書「日・サウジ・ビジョン2030」を共同発表した。海外メディアが伝えた。

日本側はサウジの経済モデルチェンジを支持する、約30件の官民経済協力を盛り込んだ。これには自動車企業と金融機関のサウジ進出、それから医療分野の協力が含まれる。安倍首相は「日本企業がサウジ経済特区に投資し、相手側と技術協力を行うことを支援の方針とする」と表明した。

日本企業の投資を集めるため、サウジは外資系企業の現地での子会社設立条件を緩め、関税簡略化などの措置を打ち出すことを決定した。

日本企業はサウジという豊かな市場の開拓に興味を示している。トヨタ自動車はすでに覚書に署名し、現地での工場建設の準備を進めている。日本の主要銀行3行、東京証券取引所などの金融業も、サウジでの事業開拓を検討中。東京電力も現地のエネルギー企業との、人員交流と研究開発協力を検討している。

日本の石油の4割はサウジから輸入されており、サウジ政府と「良好な」関係を維持している。日本の世耕経済産業大臣は「日本とサウジが経済協力の発展と推進を決定し、両国の協力を新たな段階に推し進めることになる」と表明した。

安倍首相とサルマン国王は会談中、中東のテロの脅威についても意見交換した。安倍首相はサウジとの関係強化と、中東の安定への願いを示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月14日

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