米国の合衆国最高裁判所は27日、カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦を象徴する「少女像」の撤去を在米日本人が訴えていた訴訟の判決を下し、原告の敗訴が確定した。
この「少女像」は2013年7月に設置。「慰安婦少女像」が韓国以外に設置されたのはこれが初めてだった。その後、市内の在米日本人は「政府の外交方針に干渉している」として少女像の撤去を訴える請願を提出したが、棄却された。
日本の菅義偉官房長官は28日、米最高裁判所の判決について「極めて残念だ」と述べた。日本のNHKは、米最高裁判所は上告棄却の理由を説明していないと報道。原告側は、「訴訟が日本政府に支持されてうれしい。続いて司法以外の行動を探る」と話した。グレンデール市は、「同案件は市にとって大きな意味があり、最高裁判所が市を支持する決定をしたことをうれしく思う」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月29日