「釣魚島有事」、日米が2つのシーンを想定

「釣魚島有事」、日米が2つのシーンを想定。

タグ: 釣魚島

発信時間: 2017-05-08 14:52:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年3月下旬、日米両政府の元高官と自衛隊OBからなる約20人のメンバーが、釣魚島に関する戦争の仮想演習を行った。メンバーは日本、米国、中国の3チームに分かれ、講じうる措置を評価した。さらに戦争に関する2つの主要シーンを想定し、検証した。読売新聞の英字紙『ジャパン・ニューズ』が7日付で伝えた。

一つ目のシーンはこうだ。日本の右翼関係者約20人が武装し、釣魚島に上陸し、日本領であることを宣言する。日本は事態の収拾を図るため巡視船3隻の派遣を決定する。占拠者が日本人であることから、自衛隊は出動させない。このタイミングで中国側から、同問題の処理に48時間与えるが、無期限で待ち続けることはないという電話が入る。

48時間が経過しても日本側は占拠者を退去させられなかった。日本では自衛隊を派遣するかで意見が分かれる。これは中国の出兵の口実を与えかねないからだ。米国は日本に対して、直ちに事態の収拾を図るよう求める。最大の目標は、戦争の回避と事態の悪化の阻止だ。また中国にも軍事行動を避けるよう、自制を呼びかける。しかし意思疎通の不足から中国側は日本が問題を解決する意欲も能力もないと判断し、軍事力の派遣を決定する。

二つ目のシーンはこうだ。中国の巡視船6隻と漁船20数隻が釣魚島沖に入り、日本の巡視船と中国船が衝突し、中国の船員数人が落水する。日本は中国の船員による上陸を阻止するため、巡視船と軍艦の追加派遣を決定する。米国は日中双方に自制を維持するよう呼びかけるが、中国は日本が先に事を構えたと主張し、中日で同時に船を撤退するよう提案する。日本は当初、主権の立場を損ねるとしてこの提案を拒むが、米国の強い圧力を受け譲歩する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月8日

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