共同通信の16日の報道によると、安倍晋三首相は15日夜放送のBSジャパン番組で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加について、「疑問点が解消されれば前向きに考える」と述べた。
安倍首相は番組内で、参加の前提として「公正なガバナンス(統治)の確立や、借り入れ国の債務の持続可能性など疑問点が解消されていない段階では参加していない」と話した。
時事通信によると、安倍首相の発言は従来の慎重姿勢を修正した形だ。安倍首相は参加の前提として(1)公正なガバナンス(2)持続可能な貸し付け(3)環境や社会に対する配慮――の3点を挙げた。
共同通信によると、自民党の二階俊博幹事長は先ほど、日本政府が早期に参加を決めるべきだとの認識を示していた。
朝日新聞によると、AIIBには現時点で77カ国・地域が加盟している。主要7カ国(G7)で加盟していないのは日米のみ。時事通信によると、安倍首相はAIIBの問題で日米両国が進退を共にする立場を持つことを強調し、「米国と緊密に連携を取り合っていきたい」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月17日