日本の護衛艦「いずも」が15日、シンガポール海軍主催の国際観艦式に参加した。いずもはまた、米国やASEAN加盟国などと共同訓練を実施する。15日付朝日新聞が伝えた。
いずもはシンガポールに向かう途中で、安全保障関連法に基づき自衛隊が米軍の艦船などを守る「武器等防護」の任務に初めて就いた。シンガポールには12日に到着した。海上自衛隊の関係者によると、いずもが外国に寄港するのは初めて。
第一護衛隊群司令の伍賀祥裕海将補は13日、いずもを報道陣に公開し「安全保障は一国だけでは成り立たない。各国と連携し、自由で公平公正な交通路を守り、育てていく役割を果たしたい」と述べた。
いずもは神奈川県横須賀基地を拠点とする。へり5機が同時に離着艦でき、陸上自衛隊が導入を検討中の新型輸送機「MV-22 オスプレイ」も搭載可能。いずもは日本が建造を進める大型ヘリ搭載駆逐艦で、海上自衛隊の史上最大規模の作戦艦艇であるため、準空母とも呼ばれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月17日