フランス現地時間17日、アヌシー国際アニメーション映画祭の受賞結果が発表され、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」が、長編部門の最高賞にあたるクリスタル賞を受賞した。新華網が報じた。
「夜明け告げるルーのうた」は、中学三年生である足元カイと少女の人魚が出会う物語。
今年の同映画祭には約2800作品がエントリーし、最終的に230作品がノミネートされた。うち、中国の梁旋(リャン・シュエン)監督と張春(チャン・チュン)がメガホンを握った「ビッグフィッシュ&ベゴニア(原題:大魚海棠)」など9作品が、長編部門にノミネートされた。
今年の同映画祭の主賓国は中国で、開催期間中、アニメ製作会社・上海美術映画製作所の名作を紹介するイベントや中国の発展に焦点を合わせたフォーラム、中国・フランスハイエンドフォーラムなど、中国をテーマにしたイベントが数々開催され、中国のアニメーション映画の発展の歴史が紹介されたほか、アニメーション映画の分野における中国と海外の連携が促進された。
同映画祭は今月12日から17日まで、フランス南東部に位置する小さな都市・アヌシーで開催され、85の国や地域の業界関係者9150人が参加した。
1960年に創設された同映画祭は、アニメーションを専門に扱う世界最大規模の国際映画祭の一つ。「アニメ版アカデミー賞」とも称され、長編部門、短編部門、テレビ部門などが設置されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月20日