日本の時事通信社によると、欧州連合(EU)は日本の福島第一原発事故の影響を受けた日本産食品の輸入について、福島県産のコメを含む10県の一部食品を除外する方向で調整している。今秋にも輸入規制に関する政策を決定する見通し。
秋田県産の野菜などの輸入制限がなくなれば、秋田県はEUの輸入規制の対象から外れる。
7月6日、日本とEUは日欧経済連携協定(EPA)交渉で合意に達した。EUの日本産食品の輸入緩和は日本の食品、農林水産輸出の拡大に向けた努力と一致しており、規制解除により農産物の輸出は増えるとみられる。また、アジア各国での日本産食品の輸入規制の解除・緩和にもつながる可能性がある。
EUは静岡県以東13県の一部食品を輸入する際に、放射性物質検査証明の提出を義務付けている。欧州委員会の規制見直し案によると、福島県のコメ以外に福島県、宮城県、群馬県、茨城県、栃木県、千葉県、岩手県の7県のカニなどの甲殻類、タコなどの軟体動物、ハマチ、タイ、クロマグロなども除外対象となり、検査証明を提出する必要がなくなる。また、長野県や山形県など7県の野菜も規制を解除される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月10日