米印海軍と日本の海上自衛隊がベンガル湾で実施する、最大規模の海上合同訓練「マラバール」が17日に終了し、メディアに開放された。共同通信の記者は、米原子力空母「ニミッツ」に乗艦した。海上自衛隊最大のヘリ搭載護衛艦「いずも」なども、今回の訓練に参加した。共同通信は、「空母級」の巨大艦艇が同時に登場し、緩慢に航行したと伝えた。
報道によると、今回の10−17日までの訓練には、18隻の艦艇と航空機が参加した。潜水艦追跡と救助訓練のほか、3カ国はインド南部のチェンナイで交流活動を行った。
演習最終日の17日には、高波遭遇を想定した訓練が行われた。ニミッツの左側にはインドの空母「ヴィクラマーディティヤ」、その左側にはいずもがついた。ニミッツのケビン・レノックス艦長は「高波は(過酷な気象条件の多い)実際の作戦を想定するのにうってつけだ」と話した。
海上自衛隊のいずもは対潜能力が高く、マラバールに参加するのは今回が初めてとなった。インド東部艦隊コマンドのビシュワジット・ダスグプタ少将は、いずもの参加を歓迎し「非常に喜ばしい」と述べた。