安倍首相、稲田氏に替わる防衛相に経験者起用検討

安倍首相、稲田氏に替わる防衛相に経験者起用検討。 日本メディアの報道によると、日本の安倍晋三首相が早くて8月3日に実施する内閣改造では、現職の稲田朋美防衛相に替えて、防衛相経験者を起用することが議論され始めている…

タグ: 安倍晋三 内閣 改造 稲田朋美  防衛相

発信時間: 2017-07-28 13:27:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本メディアの報道によると、日本の安倍晋三首相が早くて8月3日に実施する内閣改造では、現職の稲田朋美防衛相に替えて、防衛相経験者を起用することが議論され始めている。

報道によると、この措置のねらいは、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題で揺れる実力組織を立て直し、文民統制を徹底させることにある。PKO日報と学校法人「加計学園」問題で逆風を受ける中、安倍首相は、安定重視の人事布陣に向けて最終調整を進める。

また日本公明党の石井啓一国土交通相はほぼ留任が決まった。公明党の山口那津男党首は27日、党内会議で全権委任を獲得し、安倍首相に石井国土交通相の留任を求める。

PKO部隊の日報を陸上自衛隊が「すでに破棄」したと説明していながら、保管していたことがわかった問題をめぐっては、稲田氏が不公表の方針に事前同意していたという経緯が浮かび上がっている。

その原因となった背景としては、稲田氏に対する陸自側の不信感があると考えられており、日本の与野党からは、「文民統制が機能していない」との批判が上がっている。日本防衛省は「特別防衛監察」の結果を早ければ28日も公開する予定で、国会は閉会中審査を実施する。

報道によると、防衛相経験者で後任となり得る自民党議員としては、小野寺五典氏や林芳正氏、中谷元氏、浜田靖一氏が考えられる。防衛相を経験したことはないが経済産業相や自民党選挙対策委員長を歴任した政務調査会長の茂木敏充氏を推薦する声もある。

ある分析によると、閣僚のスキャンダルや失言を避けるため、安倍首相は、その他のポストでも閣僚経験者を起用する可能性がある。

稲田氏は、東京都議会選挙の選挙応援演説で、自衛隊の政治利用とも見られる発言をしている。稲田氏はこの問題でも非難を受けており、交替はほぼ確実となっている。日本自民党関係者はその後任について、「自衛隊員と信頼関係を築くことができることが条件となる」と指摘している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月28日

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