日本初の民間企業が独自に研究開発した小型ロケットが30日に打ち上げられたが、上昇の途中で故障し失敗に終わった。
インターステラテクノロジズが開発した「MOMO(モモ)」は、全長10メートル、直径50センチ、重さ約1トンのロケットで、現地時間30日午後、北海道大樹町の発射場から打ち上げられた。100キロの高度まで上昇し、落下傘で回収する予定だった。ところが打ち上げから66秒後、ロケットは飛行データの伝送を停止した。地上の制御人員が緊急措置を講じ、ロケットエンジンを停止させた。ロケットは高度20キロに到達してから高度を落とし、発射場付近の海に墜落した。
同社は2013年創業で、現在の従業員数は14人。自主開発した低コストロケットで、小型衛星を打ち上げようとしている。「MOMO」は低コストのエチルアルコールと液体酸素を燃料とし、打ち上げ費用は約5000万円。ロケットの研究開発費は、企業からの支援とクラウドファンディングで集められた。
同社創業者の堀江貴文氏は、3カ月後に後継機を開発すると述べた。
日本の現在の宇宙船打ち上げは、日本宇宙航空研究開発機構と三菱重工が協力して行っている。日本政府は2030年代に宇宙産業の規模を倍の2兆4000億円に拡大する計画を立てている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月1日