初心忘るべからず 中日国交正常化45周年学術シンポジウムが北京で開幕

初心忘るべからず 中日国交正常化45周年学術シンポジウムが北京で開幕。

タグ:中日国交正常化

発信時間:2017-08-27 16:43:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 



 今年は中日国交正常化45周年にあたる。45年前、両国の指導者は非凡な政治の知恵と勇気で両国関係の正常化を実現させ、両国民を平和・友好の道に導いた。近年の中日関係は不安定でいざこざが絶えず、改善の勢いが弱く、有識者は悔しい思いをしている。26日に北京の人民大会堂で行われた中日国交正常化45周年学術シンポジウムの開幕式で、中日両国の専門家らは、両国は中日国交正常化の原点に立ち、隣国と仲良くするという初心を胸に刻み。歴史の経験から教訓をくみ取り、中日関係の改善と発展を着実に推し進めるべきだとの見解を示した。

 

 開幕式の挨拶で、中国社会科学院の王偉光院長は中日関係の現状を深く分析し、次のように述べた。21世紀の第2の10年に入り、特にここ5年間、中日関係は一時「よからぬ欲望に徐々に染まって行く」という危険な境地に陥り、両国間の政治の相互信頼が失われ、国民間票が薄れるなどの深刻な問題が目立った。その根本は、日本国内の一部の人や勢力が誤った歴史観を持ち、中国の急成長を認めず、国交正常化の初心を忘れ、両国関係の政治基礎を揺るがし、言動が一致せず、規則を守らず、両国関係の大局を顧みずに「中国脅威論」を誇張して個人や個々の政治勢力の資本を得ようとしていることにある。これに対し、中国側は両国関係の大局を守り、冷静さを維持しながら多方面で努力し、互いに相手の方向に向かって行けるように努めてきた。新しい時代において、双方は中日関係の重要性が過去のどの時期よりも際立っていることを認識すべきである。中国が世界の舞台の中心に近づくにつれ、中日関係のスピルオーバー効果も高まり、両国関係の良好な発展は両国民にとってだけでなく、アジア、世界にとっても喜ばしいことである。

 

 


 唐家セン会長は基調報告で次のように述べた。中日関係の45年の並々ならぬ発展において、肝に銘ずるべきいくつかの重要な道理が示された。1つ目は、中日の平和・友好の正しい方向を把握し、双方が平和・友好の初心を忘れずに平和・友好・協力の道を確固として歩むこと。2つ目は、両国関係の政治基礎をしっかりと守ること。中日関係の政治基礎は中日間の4つの政治文書に現れており、その中心となるのは両国指導者が歴史、台湾、釣魚島などの重大問題について達した共通認識と合意である。両国関係を安定して発展させるには信義を重んじ約束を守り、原則と規則に則り、相手側のコア利益を尊重し配慮する必要がある。3つ目は、大局に目を向け、各種の雑音と妨害を取り除くこと。戦略的な視点と長期的な角度で中日関係を扱い、「浮雲が視界を遮るのを恐れ」たり、その時その事により正しい発展の道から外れたりしてはならず、両国関係が安全かつ健全に進めるようにする必要がある。

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