福建省の女教師・危秋潔さんの失踪事件に新たな進展があった。27日朝、釧路市の桂恋海岸で女性の遺体が見つかり、身長と服装の特徴から危秋潔さんである可能性が高いとされている。しかし、自殺か他殺かはまだわかっていない。
他殺か 会う約束をし殺害されたのか
日刊ゲンダイDIGITALが伝えたところによると、22日に民宿の監視カメラに危秋潔さんが鏡の前で身なりを整える様子が映っており、自殺前とは考えにくい。部屋にスーツケースを置きリュックサックを背負って240キロ離れた釧路市に行ったのは、誰かと約束し、その人物に殺害されたのだろうか。
地元の記者によると、22日から23日まで彼女は旭川と富良野に行く予定だったが、実際は阿寒湖に行った。突然考えが変わったのか。23日午前10時頃には阿寒湖のパン屋でパンを買う姿が目撃されている。自殺しようとしている人に食欲などあるだろうか。
地元の観光関係者は、「桂恋の海岸線は約3キロで、断崖絶壁になっている場所もあるが、発見された遺体に外傷はなかった。桂恋の崖から落ちたのであれば、岩にぶつかったりして外傷が残るはず。また、桂恋は人が少なく、寂れた漁村で、夜中には自分の手も見えないほど暗い。このような場所で自殺するとは考えにくい。海に身を投げたという見方もされているが、外国人観光客でこのような場所に1人で来たという話を聞いたことがない」と話した。