長期的に「関東大虐殺」に注目し研究を進めているドキュメンタリー映画監督の呉充功氏は今月25日、大虐殺ドキュメンタリー『1923ジェノサイド、93年間の沈黙』の発表会を開いた。呉氏は「関東大震災において、500人以上の中国人が虐殺された。中国政府の強い圧力を受け、日本政府は中国の犠牲者に謝罪し賠償を行った。しかし韓国政府は現在も本件で行動していない」と指摘した。
「関東大震災朝鮮人大虐殺犠牲者遺族会」が30日、釜山で設立された。これは初の「関東大虐殺」遺族会で、7人の犠牲者の遺族がメンバー。遺族らは「大虐殺の犠牲者に関する資料が少なく、調査と研究もほぼ行われていない。韓国政府は現在も具体的な犠牲者リストを発表していない。国が犠牲者の調査を行い、日本に犠牲者の遺骨返還と賠償を求めるべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月3日