タクシー、ハイヤー、相乗りなどの配車サービスを行うアプリ「滴滴出行」が日本市場に進出する。『日本経済新聞』ウェブ版によると、「滴滴出行」は日本最大手ーのタクシー会社の第一交通産業と協力し、2018年春にも東京都内で配車サービスを開始する。近ごろ、自転車シェアリングや支付宝などの中国式サービスが次々と日本に上陸している。日本企業が各種の規定による制約に困惑する中、中国などの新興国の企業は日本企業を守勢に追い込む可能性がある。
報道によると、約4億4000万人のユーザーを持つ「滴滴出行」は米国のUber中国事業を買収し、1日の使用回数は2100万回を超え、世界トップの配車アプリになった。
日本で自家用車をタクシーにする「白タクシー」は禁止されている。そこで、「滴滴出行」はタクシー利用者に狙いをつけ、8700台のタクシーを保有する第一交通産業と協力し、2018年春にも東京都内の500台の配車サービスを開始する。今後、数千台に増やすという。「滴滴出行」は日本各地のタクシー会社と協力し、全国範囲でサービスを展開する計画。
また、「滴滴出行」と第一交通産業の協力は日本を訪れる中国人観光客のタクシーニーズも後押しするとみられる。具体的な費用と運営方式についてはまだ発表していない。
「滴滴出行」はソフトバンクの出資を受け、日本法人を設立する方向で検討している。現在は中国語版しかないが、日本語版もリリースする予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月31日