日本で地震が発生した場合、新幹線は発生30秒前に緊急停車する。日本の『朝日新聞』が10月31日に伝えたところによると、鉄道会社3社が最新の緊急ブレーキシステムを導入すると発表した。これは海底地震観測網のデータを用い、大地震が発生する10~30秒前に緊急停車できるシステム。JR東日本の一部路線は11月1日に真っ先に同システムを導入した。
これらのデータは地震研究機関が日本の東海岸に設置した約200個の海底地震観測システムによるもの。鉄道会社3社は新幹線沿線と沿岸部に地震観測システムを設置し、揺れを感知すると緊急停車する警戒メカニズムを構築した。しかし、東日本大震災のような近海での地震の場合、陸地の観測だけで揺れを把握するとなると時間がかかり、海底の揺れのデータを用いることで発生前にブレーキをかけ、激しい揺れによる脱線を防ぐことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月4日