三菱の益子修社長は取材に対し、「100年以上にわたり、自動車メーカーは自動車技術を絶えず更新している。新時代に入ってから、オートメーション化とインテリジェント化は自動車企業に新たな挑戦をもたらした」と話した。
また益子修氏は、新技術の大規模な応用に伴い、自動車メーカーの優位性はそれほど重要ではなくなるとの見解を示す。市場が変化し、カーシェアリングが普及し、これらは自動車企業にとって新たな課題と試練であり、メーカーは新しい需要と技術を見直す必要があるという。
世界最大の自動車市場である中国市場は世界の自動車メーカーから注目されている。益子修氏は、「オートメーション化、インテリジェント化、ネットワーク化などの新技術が自動車分野で急速に発展し、中でも中国市場の進展は速い。電気自動車は中国市場で一定の規模を有し、電気SUVはすぐに中国市場で人気商品になるだろう」と語った。
また、益子修氏は、「三菱は自身の新エネルギー技術の蓄積を利用し、ルノー、日産、三菱との技術優位、提携パートナーである広汽集団の技術力を生かし、中国市場を開拓していく。中国は新エネルギー分野、特にバッテリー製造分野の技術レベルが高い。三菱は中国の関係企業との提携を強化し、より多くの優れた技術と商品を提供する」と述べた。