日本の国土交通省の検査・許可を経て、日産自動車は7日、国内5カ所の工場で出荷を再開した。無資格者が商品点検を行っていたことが明るみになり、日産は10月19日に国内工場での出荷を停止すると発表。10月の新車販売台数は55%の大幅減少となった。
しかし日本メディアが従業員の話を引用して伝えたところによると、日産は検査のために様々な対策を講じ、資格試験を受ける点検員に問題を伝える、検査時だけ無資格者を退出させるなどの措置をとったといい、本当に改善されたかどうかが疑問視されている。
『朝日新聞』は7日、消息筋の話として、日産の複数の工場の従業員が「国土交通省の担当者が検査に来た時だけ無資格者を退出させた。このようなことはよくある」と明かしたと報道。一部の工場は資格を持つ点検員のバッジを無資格者に渡して検査をくぐり抜けたという。
ある内部関係者によると、このような行為は出荷時だけでなく、国際標準化機構(ISO)の認証時にも長期的に行われている。
第三者調査機関によると、問題発覚後、一部の日産の工場は従業員を資格試験に合格させるため、講師から問題の答えを教えてもらった。『朝日新聞』は、関連の状況は日産と第三者の合同調査報告に反映され、近く国土交通省に提出されると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月8日