『朝日新聞』ウェブ版によると、ネット通販セール「双11」で、日本のアパレルブランドや百貨店なども国内商戦を繰り広げた。
現在102社の日本ブランドが天猫に出店している。ファーストリテイリングのユニクロは2012年から「双11」に参加し、昨年の売上高は6位だった。ユニクロ関連部門は、「独身の日(11月11日)は中国のビジネス分野において非常に重要なイベントであり、1年かけて準備をする」としている。
「snidel」など5ブランドを展開するMASHは「双11」に2~8割引で提供し、昨年の売上高は普段の100倍に相当する2億7000万円に達した。「双11」には普段の数倍のスタッフが対応し、商品が完売した場合に消費者に別の商品を勧める。
昨年「双11」に加わったばかりの三越伊勢丹は、普段の10倍の売上高、中国での知名度向上、訪日中国人観光客の需要アップを目指すと表明。
日本企業は中国のEC市場に期待を寄せている。日本の経済産業省の統計によると、日本の2016年のEC市場の成長率が6%だったのに対し、中国は40%だった。中国では日本の商品が人気があり、日本は海外通販サイトの売上高の3割を占める。
また、日本国内の業者も「双11」に参戦するようになっている。イオンは10月に傘下サイトで「双11セール」を実施。約5万円のスーツ一式が11111円で販売され、多くの人気商品が参加した。ヤフージャパンは11月11日に「いい買い物の日」として2015年からセールを実施し、参加ブランドも増えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月14日