「日本新華僑報網」によると、中国の留学者数が増加し続け、2016年の中国の留学者数は54万4500人に、帰国者数は43万2500人に達し、留学生の8割が帰国している。また、中国に留学した人の数は44万人を突破し、中国は世界最大の留学生輸出国、アジア最大の留学先になっている。
日本メディアによると、2016年度に米国に留学した日本人は約1万9000人で、20年前より40%減少した。特に近年、米国に留学する日本人学生は大幅に減少している。
日本において、少子化による学生数の減少は米国留学者の減少にもつながっている。しかし日本の留学市場は萎縮しておらず、中国留学が流行しつつある。
文部科学省の統計を見ると、2013年度に中国に留学した日本人は約2万3000人、米国に留学した人は約1万9000人。2014年度の中国留学者は2万800人で、米国留学者より2000年近く多い。中国は日本人学生の留学先として最も人気があると言える。
中国は米国より日本の学生に人気があるのだろうか。この数値に多くの日本メディアが驚いている。中には、米国に1位をキープさせるために政府が派遣した留学生だけを統計する民間統計機関もある。
北京の某大学の中国語国際普及作業事務室の責任者は、「東京の五反田で中国留学説明会が行われ、日本の学生が意欲的に参加したことが記憶に新しい。中国の各大学が用意した資料はほぼなくなり、午後に相談に来た学生やその保護者は携帯電話で資料を撮影するしかない状況だった。ここ数年、日本人学生の中国語レベルは急上昇していることを実感している」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月20日