国際金融フォーラム(IFF)第14回世界年次総会が先週末、広州市で開かれた。IFF顧問委員会主席、日本元首相の鳩山由紀夫氏が出席し、基調演説を行った。広州日報は鳩山氏の独占インタビューを行った。鳩山氏は脱グローバル化の暗礁に直面し、中国が全面的開放の新構造の形成を呼びかけているが、これはグローバル化の歩みの中で重要な力を発揮していると指摘した。
鳩山氏は「グローバル化において、人材・資金・商品・情報は、国を跨ぐ流動の中にある。これにはプラスの影響と、グローバル化の極端化による両極化がある。これにより脱グローバル化の兆しが生じている。例えば米国のトランプ大統領は米国ファーストを唱え、英国がEUから離脱している。日本も例外ではない。このような状況下、中国は自国を開放的な国と約束したが、これは非常に重要だ。第19回党大会の報告には、中国は全面的に小康社会を建設するとあった。この全面には貧困削減、誰も見放さないという決意が込められている。これはグローバル化をより良い方向に発展させるため、大きな力を発揮する」と話した。
「私が長期的に中日友好を推進しているのは、歴史的に見て日本は中国から多くのことを学び、中国に対して感謝の態度を持つべきだからだ。これまでの多くの時期において、中日は友好協力関係であったが、近代日本は対外植民の道に陥り、中国に侵略戦争を発動した。日本は過去を直視する勇気を持ち、反省・謝罪した上で、双方は初めて長期的かつ友好的な協力という隣人関係を構築できると思う」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月20日