情報によると、この「老人ホーム」には入居可能な36部屋があり、面積は18-25平方メートル。単身者もしくは夫婦の入居を受け入れる。キッチンと浴室付きの部屋もあり、他にも建物内に公共浴場がある。日本には介護保険制度があり、高齢者の健康状況に応じて「要支援1」から最高の「要介護5」まで7つのレベルに分けられる。この「老人ホーム」は各レベルの高齢者を受け入れ、かつ入居者に本人に合った介護サービスと食事サービスを提供する。
パナソニックが自営するため、この「老人ホーム」内の家電などの生活インフラは、すべて同社で製造されたものだ。この「老人ホーム」の各部屋のエアコンのすべてに、遠隔操作及び気温感知の機能が搭載されている。管理者は遠くから各部屋の気温を調整し、かつ気温感知システムにより入居者の睡眠状況などを調べることができる。管理者によると、これは監視システムではなく、プライバシーを監視することはないという。
しかしこの「老人ホーム」はパナソニックが運営する最高クラスの施設であるため、入居費用も高額だ。最も狭い一人部屋ならば、入居時に数十万円の費用を納め、さらに毎月約24-28万円(食費込み)を支払わなければならない。清掃や選択などのサービスを頼めば、別料金が発生する。
日本には現在、さまざまな福祉施設がある。このような高級施設のほか、条件が一般的な公立介護施設がある。しかしながら入居者は個人の健康状況に基づき申請をし、空きを待たなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月27日