一般社団法人日本旅行業協会(JATA)理事長、元観光庁次長の志村格氏はデータを使い、訪日中国人客の特徴をまとめた。まず訪日中国人客数は過去最大を記録している。観光庁の統計データによると、2016年は637万人に達していたが、今年1-10月までですでに622万人に達しているため、前年を上回ることが確実視されている。次に、訪日中国人客の消費額が過去最高を記録している。2016年は1兆5000億円に達したが、今年1-9月までで1兆3000億円に達しているため、前年を上回ることは間違いない。訪日中国人客の商品購入額は旅行費全体の53%を占めるが、訪日外国人客の平均水準は38%のみ。それから、訪日外国人のうち個人客が多数派になっている。2016年の訪日中国人客のうち、個人のフリープランの人数が全体の51%を占めたが、2014年の時点では28%だった。さらに、訪日中国人客の6割が初の訪日。
訪日中国人客が毎年増えているが、訪中日本人客は減少中だ。王総領事は同問題について「絶対の数字だけでこの問題を見ることはできない。人口比率を見ると、訪中日本人客の比率は訪日中国人客の比率を上回る。観光業界には内在的な法則があり、ピークがあれば低迷期もある。日本人客の旅行先の好みにも変化が生じている。また近年の円安進行で、訪中にかかる費用が増えており、重要な一つの原因になっている」と述べた。
日中コミュニケーションの可越?9?9董事長は「中日両国の観光交流を強化するためには、現在の世論の環境を改善する必要がある。メディアによる一部の一方的な報道と不協和音により、日本人は中国を誤解している。多くの日本人は中国の発展と変化への理解が不足している」と表明した。
北京吹米科技有限公司の劉暢CEOは「観光業に従事する当社も、中日観光交流を促進しようと取り組んでいる。当社は日本で体験型観光の波に乗るため支店を設立した。また中日双方の旅行達人を当社の個性的な観光サービスプラットフォームに招待し、中日両国の高品質観光ルートを共有している」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月29日