神戸製鋼所は5日、自社の製品データ改ざん問題の影響を受け、同社直属のアルミ製品工場の3製品が、日本工業規格の認証を一時停止されたことを認めた。
神戸製鋼所は5日発表したプレスリリースの中で、長府製造所アルミ押出工場(山口県下関市)が生産するアルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線、アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管、アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材が、JIS認証の一時停止処分を受けたと発表した。
神戸製鋼所の今回の製品データ改ざん問題において、子会社のコベルコマテリアル銅管の銅管2製品も、JIS認証を停止されている。今回は神戸製鋼所の主体事業部門工場が同じ処分を受けたため、同社の信頼がさらに失墜することになる。
神戸製鋼所は日本3位の鉄鋼生産メーカーで、鉄鋼製品の他にもアルミや銅などの非鉄金属及び工業機械を生産している。同社は10月8日に一部の銅・アルミ製品の検査データを改ざんし、取引先の要求に達しない製品を合格製品として供給していたことを認めた。関連調査は現在も行われている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月6日