日米に対抗 露が千島列島に対艦ミサイルを配備へ

日米に対抗 露が千島列島に対艦ミサイルを配備へ。ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は11日に訪日した際に、日本が陸上配備型のミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備を計画していることについて、ロシアが懸念していると述べた…

タグ:陸上 配備 沿岸部 千島列島

発信時間:2017-12-17 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は11日に訪日した際に、日本が陸上配備型のミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備を計画していることについて、ロシアが懸念していると述べた。日本メディアによると、日米ミサイル防衛協力への対抗手段として、ロシアは早ければ来年にも千島列島に地対艦ミサイルを追加配備するという。

 

 ゲラシモフ参謀総長は東京で小野寺五典防衛相と会談した際に、日本が導入を検討しているイージス・アショアは「米軍が管理しており、この点について懸念している」と述べた。

 

 小野寺防衛相は、イージス・アショアは「米軍ではなく自衛隊が自ら操作する。配備がロシアを含む周辺諸国の脅威になることはない」と主張した。

 

 防衛省は2023年までにイージス・アショアを2基導入し、東北地方と西日本の沿岸部に配備することを検討している。日露外相が11月に会談した際に、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は河野太郎外相に対して、イージス・アショアの配備は「東アジアの安全情勢を変える」と伝えた。

 

 ロシアは日米ミサイル防衛協力を懸念しており、近年は千島列島における軍事的存在感を強めている。

 

 11月29日付露イズベスチヤ紙は、ロシアは海からの攻撃に対抗するため、千島列島中部のマトゥア島(松輪島)と北部のパラムシル島(幌筵島)に陸上配備型の対艦ミサイル『バール』『バスチオン』を配備すると報じた。11日付朝日新聞は、ロシア側は早ければ来年にも配備を終えると伝えた。


1  2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで