中国外文局と日本言論NPOが共同で開催する第13回北京ー東京フォーラムが12月16日に開幕した。
フォーラム開催前の11月11日、習近平国家主席はベトナムのダナンで日本の安倍晋三首相と会談。11月13日、国務院の李克強総理はフィリピンのマニラで安倍首相と会談した。11月20日には250人からなる日本の経済界訪中団が北京に到着し、6日間の中国訪問を実施した。
このような背景の中、フォーラムはテーマを「より開放的な国際経済秩序とアジアの平和に向けた中日協力」」に決定。中国網はこのテーマについて、日本の元首相で北京ー東京フォーラムの日本側最高顧問を務める福田康夫氏にインタビューを行った。福田氏は、「ボアオ・アジアフォーラムの理事長を務めたことで、訪中する機会が増えた。この数年、中国が大国として発展していくのを自分の目で見てきた。中国の今後の発展がよりスムーズで、中国人の生活がより豊かになることを望んでいる。これは全世界にとって有益なこと」と述べた。
今年は中日国交正常化45周年、来年は中日平和友好条約調印40周年と中国の改革開放40周年にあたる。このような特別な意味がある時期に北京ー東京フォーラムを開催することについて、福田氏は「45年前に中日は国交正常化を実現し、両国間に吊り橋ができた。平和友好条約の調印後、吊り橋は鉄橋に変わった。この鉄橋の上で、中日間は人員や貨物などの各種の交流を実現した。同年、トウ小平氏は改革開放政策を打ち出し、以後、中国経済は急成長を実現した。このようなタイミングに、過去を振り返ると同時に中国の将来を思い描けるとよい」と語った。
北京ー東京フォーラムは12月17日に閉幕し、「北京コンセンサス」を発表する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月15日