Jストリームによると、ウェブサイトは動物園開園時間はリアルタイム映像を流し、閉園後はその日の映像を流し、24時間パンダを見ることができる。同社は、これまでビデオストリーミングはロケット発射などに用いられていたが、最近は企業間取引(B2B)での利用が増えているとした。例えば、製薬会社が医師に薬品の情報を伝える際にビデオストリーミングを使用するようになったという。
インターネットでは無料で「シャンシャン」を見られるが、Jストリームの株価は一般公開後の20日にストップ高となった。「シャンシャン特需」はインターネットにも波及している。サイトのスポンサーであるKDDIも、12月下旬から自社のデータアプリ「デジラアプリ」でシャンシャンの食事や就寝などの様子を配信する予定。「シャンシャン」人気を借りてアプリを広めることが狙い。
上野動物園によると、19日の来園者数は115万6630人で、担当者は「非常に多い」としている。カメラ設置時、動物園はパンダが触れられず、広範囲を撮影できる場所を選んだ。
抽選で選ばれた幸運な人も、実際に「シャンシャン」を観覧できるのはわずか1~2分だが、インターネットでは時間制限がない。上野動物園の責任者は、「遠方の人にも見てもらいたい」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月26日