フィリピン華人、日本の「慰安婦像」設立への干渉を非難

フィリピン華人、日本の「慰安婦像」設立への干渉を非難。

タグ:フィリピン華人,日本,「慰安婦像」

発信時間:2018-01-04 11:20:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 蔡友銘さんら40人のフィリピン華僑・華人は3日、『フィリピン商報』に実名で広告を掲載し、マニラ湾に設置された「慰安婦」銅像を残すことを強く要求した。

 

 フィリピンの各界宗親会の龔詩育主席は2017年12月27日付のフィリピン『世界日報』に、フィリピンに2体目の第二次世界大戦「慰安婦」銅像を設置することを呼びかける一面広告を掲載した。

 

 12月8日、フィリピン国家歴史委員会のマニラ市政府は第二次世界大戦「慰安婦」銅像の除幕式を実施。フィリピン国家歴史委員会のエスカラント会長は、「第二次世界大戦時に発生した最大の罪の1つは女性に対する暴行である。被害者は今も正義のために戦っている」とあいさつした。

 

 この銅像はマニラ市の有名なロハス通りに設置され、マニラ湾に臨み、在フィリピン日本国大使館から約3キロの場所にある。銅像の台座は高さ約3メートル、民族服を着て両目を覆われた女性の立像で、台座に「これは日本統治下で虐待を受けたフィリピン女性の記憶」と刻まれている。フィリピンにこのような像が設置されたのは初めて。

 

 フィリピンメディアによると、在フィリピン日本国大使館はフィリピン政府に対し、フィリピンが「慰安婦」銅像を設置したことを「遺憾に感じる」とコメント。

 

 著名社会活動家でフィリピン中華青年連合会会長の洪玉華氏は3日、取材に対し以下のように明かした。洪玉華氏は2017年12月21日にフィリピン外交部とマニラ市長に手紙を書き、「第二次世界大戦中に日本がフィリピンを侵略しフィリピンの慰安婦を蹂躙したことは事実であり、銅像設置は女性の尊重を伝えるもので、合理的である。戦争は多いが、慰安婦は第二次世界大戦時にしか存在せず、日本は歴史を尊重しないだけでなく、フィリピンの銅像設置にも干渉し、不合理である」と主張した。

 

 1941年12月、日本軍はフィリピンのルソン島を進攻した。フィリピン占領期間中、日本軍は約1000人のフィリピン女性を「慰安婦」として強制連行した。現在も70人の被害者が生存している。



 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月4日


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