使用済み紙おむつを処理するには、どうすれば良いだろうか。これは日本の多くの家庭を悩ませる難題だ。日本の国土交通省は30日、政府が31日に有識者会議を立ち上げ、下水道に紙おむつを流すことの実現性を論証することを発表した。
日本は厳しいゴミ分別制度を実施しており、各種ゴミを指定された日にしか出せない。子供や高齢者のいる家庭はゴミ回収日を忘れてしまった場合、紙おむつを家庭内に何日も置かなければならない。
30日付産経新聞によると、紙おむつの処理ではディスポーザーと呼ばれる流し台の生ごみ粉砕機の技術を応用する。これをトイレに取り付ければ、使用済み紙おむつを直接下水道に流すことができ、ゴミの日を待つ必要がない。育児や介護の負担を大幅に軽減できる。
使用済み紙おむつを下水道に流すことは、日本の汚水処理能力にとって試練となる。有識者会議はこれによる汚水処理への影響を検証し、5年内に実用段階に入ろうとしている。読売新聞の記事によると、この制度はまず介護施設や病院などでの実現を目指し、将来的には一般家庭での普及も視野に入れるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月4日