米日の迎撃ミサイル、実験に失敗 日本の調達計画に影響か

米日の迎撃ミサイル、実験に失敗 日本の調達計画に影響か。米日が共同開発する迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」が31日、ハワイ沖での迎撃実験に再び失敗した。最近の朝鮮情勢を受け、米ミサイル防衛局は実験結果のコメントを控えた…

タグ:ハワイ沖 迎撃 実験 ミサイル

発信時間:2018-02-04 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米日が共同開発する迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」が31日、ハワイ沖での迎撃実験に再び失敗した。最近の朝鮮情勢を受け、米ミサイル防衛局は実験結果のコメントを控えた。

 

 米当局者はCNNテレビ(電子版)に対して「今回のミサイル迎撃システムの実験は失敗し、目標を迎撃できなかった。現在は失敗の原因を特定するため、実験データを分析中だ。朝鮮が平昌冬季五輪前の軍事パレードの準備作業を進める状況下、朝鮮半島情勢への悪影響を回避するため、米国防総省は本件へのコメントを認めていない」と話した。

 

 米ディフェンス・ニュースによると、ミサイル迎撃実験は非常に複雑な軍事任務であり、失敗にはさまざまな原因が考えられる。今回の失敗はミサイルそのものの問題の他に、目標捜索、火器管制レーダー、イージスシステムなどの設備の問題もあった可能性がある。

 

 SM3ブロック2Aは米日が共同開発し、レイセオンが生産する改良版迎撃ミサイルで、朝鮮やその他の国で拡大を続けるミサイルの脅威への対処を目的としている。日本も同ミサイルに期待を寄せている。中段迎撃能力を持ち、さらに「高弾道軌道」で発射されたミサイルにも対応でき、朝鮮の中距離ミサイルをより効果的に迎撃できるからだ。今回はイージスシステムがこの先進的な迎撃ミサイルを発射したが、これは国防総省による太平洋地域ミサイル防衛ネットワーク構築の重要な構成部分とされている。

 

 日本は2021年度にこのミサイルを導入する予定だったが、今回は迎撃に失敗したばかりか、日本が導入を決定しているイージス・アショアから発射されたため、ミサイル調達計画に影響が生じるかもしれない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月4日

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