中国を念頭に置く 日本版海兵隊が米軍と「離島奪還」を訓練

中国を念頭に置く 日本版海兵隊が米軍と「離島奪還」を訓練。

タグ:海兵隊 自衛隊 政治 軍事 防衛

発信時間:2018-02-07 10:15:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の陸上自衛隊と米海兵隊は5日、キャンプ・ペンデルトン(米カリフォルニア州)で共同訓練を行い、敵に奪われた離島を奪還する様子を公開した。日本版海兵隊と呼ばれる「水陸機動団」の中核を担う隊員らが参加した。共同通信が6日、伝えた。

 

 日本の水陸機動団は今年3月末に正式に新編される。日本の「南西諸島」防衛、特に釣魚島をめぐる「未来の衝突」への介入で重要な役割を演じる。共同通信によると、日米は毎年の年初、キャンプ・ペンデルトンで共同訓練「アイアン・フィスト」を行っている。米海兵隊と日本の陸上自衛隊の精鋭部隊が、上陸作戦の訓練を行う。日本が西部方面普通科連隊をベースとする「水陸機動団」の発足を計画すると、「アイアン・フィスト」は米軍が日本の精鋭部隊を育成する重要な場になった。

 

 また6日付日本経済新聞によると、日本の公益財団法人「笹川平和財団」の笹川陽平名誉会長は5日に北京市内で、日本の自衛隊と中国人民解放軍の若手幹部の交流事業を再開すると発表した。同事業は2001年に始まり、笹川平和財団と中国国際戦略学会が主催していた。しかし日本が2012年に釣魚島を「国有化」したことで、現在まで途絶えていた。交流再開後、中国側の代表団は早ければ4月に訪日することになる。

 

 中国社会科学院の盧昊副研究員は6日、環球時報に対して「中日関係が改善に向かうなか、双方の軍事・防衛面の交流も再開される。これは関係改善の雰囲気をさらに醸成し、双方の相互信頼を促進し懸念を解消する積極的な効果を生む。ただし日本側が中国との交流を積極的に推進すると同時に、軍事・安全面で中国を念頭に置く動きを弱めていないことに注意が必要だ。中日の領土問題をめぐる食い違い、政治・安全の相互信頼の不足が、両国関係の重大な問題になる」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月7日  

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